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 平成17年(2005)卯月(4月)15日

 阪本牙城の『タンクタンクロー』が小学館から復刻されるというので、日高敏がコメントを取りに来た。
僕は「幼年時代」に連載が始まった時から読んでいて、七・五調のセリフをみんな覚えていたものだ。考えてみると、三歳の時で、これでカタカナが読めるようになったのだ。
復刻されるとは、嬉しいな。

 平成17年(2005)うづき(4月)10日

 吹田市立文化会館(メイシアター)の20周年記念シンポジウムのご意見番として出演する。
わかぎえふちゃんや茂山千之丞さんも出演するので、楽屋で挨拶する。「必殺・仕掛け人」のプロデューサーで、「三つの明日」という私の芝居をやってくれた仲川利久が仕掛けたものなので、吹田市の市民をはじめ、近隣の文化会館関係者、文化事業推進者等々、三十人くらいが舞台に上がって、賑やかなものだった。
 2時間半、タバコも吸わず、余計な発言もせず、よく我慢できたものだ。

 平成17年(2005)卯月(4月)9日

 御殿場に腰の治療に行く。
脊柱管狭窄症は、もう直っているとのこと。骨盤のゆがみを矯正してくれる。あと、もう一度一ヶ月後にチェックして、後は自分で歩いて訓練して下さい、とのこと。
 12段の階段を上り下りするのも、あと一回で済むのかとおもうと、ホッとする。


 平成17年(2005)うづき(4月)8日

 フロンティア3000研究会で、久しぶりにマーキー(森本雅樹)の話。
センチュリークラブで、室内楽のリハーサルをやっており、マーキーの話にはふさわしからぬ音がバックに流れていたが、「時間と空間」は物理学的にはどのようなものなのか、難しい話を面白く話してくれた。
 「夢の中の時」「主観の時」「記憶の中の時」など、それぞれ違う。また、「時の流れのように」と川にたとえるが、川は川上から川下に流れる。「未来」は、川上か川下か、と聞いたり。日常の中で何気なく存在しているもののあいまいさ、数式でしか表せない概念の面白さを話した。


  平成17年(2005)卯月(4月)2日

 昨年から定例になった石毛さんのお花見。大阪城を見下ろすホテルニューオータニのトレーダー・ヴィックス、ボートハウスを借り切っての宴会だ。
三輪そうめんの社長は、そうめんを持ち込むし、菊正は特別の菊正宗を、石毛さんは秘蔵の酒を持ってくる。石毛さんの指導で、料理も特別のメニューのようだ。
 今年はあいにくとまだ早すぎて、桜を愛でることは出来なかった。