平成13年かんなづき(10月)10日
先月、長月の半ば、11日に起こったニューヨーク世界貿易センタービル飛行機突撃のニュースから、文字通り長い長い月となりましたな。今月は神無月。日本国中の神様が出雲大社に行ってしまい、神様がいなくなってしまうのでこういうという俗説がある。したがって、出雲では、「神在月」というというから、面白い。私たちも、出雲に行っていた方がいいかな。出雲には、豊田有恒さんもいるし。食べ物もうまいだろう。
幸い、今回の惨劇のニュースを見ても、私は「鬱病」がぶり返すことはなかった。しかし、まわりにはかなり精神的ショックを受けたものが多く、若い者が「鬱」になっているようだ。そりゃ、政治家が一歩間違えて下手すれば第三次世界大戦になりかねない「危機」と「緊張」を強いる情勢だ。その時、衛星テレビはもちろんインターネットでも、双方の「情報」が一般の私たちにも入って来るという状況は、すごい。情報が多すぎて、かえって気が滅入る、ということもあるだろうが。そう言う意味では、まさに「NEW
WAR」だね。武力よりも、情報戦争といった方がいいかもしれない。生身の人間が一番「情報」の塊まりで、しかも主体的に動くからね。地球上を自由に情報がとびかうネットワーク社会になっている現在ならではの、「新しい戦争」だ。
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