平成13年みなづき(6月)28日
毛利衛さんが館長に就任して7月10日に公開する「日本科学未来館」に行く。
「ものの展示」よりも、「人との交流」を大事にする科学館をめざし、最先端の科学技術を紹介しながら、その背景、開発者の考え方などを「インタープリター」との会話を通じて理解してもらおうという趣旨らしい。吹き抜けにぶら下がった球形のディスプレーは、地球にも、月にも、太陽にも、火星にも、さまざまに使えて面白そう。地球シミュレーターとして、海底図や海流図、地層図にも使えるだろう。
現在から過去に遡り、現在進行形の先に未来がある、という流れがよく伝わる。とにかく来た人に考えさせようとしているので、大変だろうと思う。
毛利さんから、現場でのアドバイスを依頼された。面白そうなので、これから何度も足を運びたいと思う。
平成13年水無月(6月)2日、3日
コマケンの合宿で、蒲郡へ。三歳の仁希ちゃんも交えて総勢19名。
蒲郡駅そばの「生命の海科学館」見学。ヨットレース、アメリカズカップ ニッポンチャレンジの前にあるガラスと木材をうまく使った高松伸設計によるしゃれた建物。恐竜の化石、バージェス頁岩の標本、巨大隕石など、46億年の地球の歴史と生命の歴史を化石とCG映像によって見せてくれる。1億8千年前の水生爬虫類「イクチオザウルス」の本物化石には驚いた。地元信用金庫からの寄贈だった。学芸員の女の子がこちらの細かな質問にもいちいち答えてくれ、「こんなに熱心にみてもらえて嬉しい」と感激していたのがおもしろかったね。
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