平成16年(2004)卯月(4月)5日
今年はずいぶん長いこと桜を楽しめるね。先月の18日、東京にいったときからすでに咲き始めていたが、今日もまだまだきれいに咲いている。
3日は例年民博の花見をしていた石毛さんが館長を辞めたので、ホテルニューオータニのトレーダービックスで、大阪城公園の桜を見ながらの花見だった。
フランスから来ていたコビーさんも含め、いつものメンバーが60人ほど集まり、オニ秘書も気張って着物を着て東京から駆けつけ、賑やかなことだった。
上方では「何事ぞ、花見る人の長刀」と、長刀をさして花見に来る侍のヤボを笑い、庶民の楽しみとしての花見を歌っていますが、江戸では「花は桜木、人は武士」というように、桜と武士を、美しく咲いて潔く散るものとして対照させています。何の歌だか忘れましたが、「花も露も 払えば清き袂かな ほんにほんに昔のことよ 我が待つ君を 君も待ちけん」という、相思相愛の歌も思い出しました。「咲いた桜に なぜ駒つなぐ 駒が勇めば 花が散る」という都々逸もあります。
「花」ということで、いろいろなことが思い出されてきました。
今晩も、米(朝)さんや石毛さんと会うので、また、飲んでしまいそうだ。