前月へ

 平成17年(2005)葉月(8月)19日

 砧のスタジオで、今度リメイクされる映画「日本沈没」の役者たちが初顔合わせ。台本の読み合わせをする、というので、わたしも原作者として激励のために、砧へ。
主役の草g(なぎ)君、柴咲コウちゃんはじめ、みんな若い顔触れで、いい感じ。樋口真嗣監督も「終戦のローレライ」で特撮だけでなく本編の実力も実証したし、仕上がりが楽しみだ。20日には、JAMSTECでの撮影がいよいよ始まるとのことだ。


 平成17年(2005)はづき(8月)18日

 東京の事務所で、角川書店から今度出る、「石ノ森章太郎全集」全500巻についてのコメントを収録。私の作品「くだんのはは」「宇宙人ピピ」も収録される。
なんと、500巻! 角川書店60周年事業としての刊行らしいが、えらいものだ。私の全集も、何とか来年には刊行したいものだ。


 平成17年(2005)葉月(8月)4日

 「小松左京マガジン」第20巻の編集長インタビューのために、ホテル・ニューオータニで櫻井よしこさんと対談。
ジャーナリストとして、雑誌、テレビと忙しいのに、時間を割いてくださった。「きょうの出来事」のキャスター時代から、局アナと違ってゆっくりとした語り口で、しっかりした人だと感心していた。こんど新潮社から出た『何があっても大丈夫』をもとに、彼女の美しくて強い人柄の秘密に迫った。